パラレルワークー人生は分散させるべきなのか

少し前から、いわゆる「パラレルワーク」なスタイルをとっています。週4日正社員として働き、週1日はフリーランスとして働いています。

背景はいろいろあるのですが、僕は基本的に会社という存在を信用できないため、そのリスク分散という意味合いが一番強いです。完全にフリーランスでやっていく力はまだありませんし、フリーランスにはそれはそれで別の問題もありますので、今はこのような働き方をしています。

しかし一方で、分散することが本当にリスク回避なのか?という思いもあります。言うまでもなく時間は有限で、何かに時間を充てれば、その分何かができなくなります。

そして、それは歳を取るにつれ加速していきます。僕は40歳で子どもが二人いて、自分のために充てられる時間は極めて限られています。これは自分が望んだ理想の生活なので(子どもが好きなのです。変な意味ではなく)、まったく問題はありませんが、時間がないのは事実です。

このような状態で分散することが本当にいいことなのか、と考えるわけです。

「虻蜂取らず」。「二兎を追う者は一兎をも得ず」。英語だと「Between two stools you fall to the ground.」。中途半端に複数のものを追いかけることを諌める諺はたくさんあります。ビジネスの世界でも、自分のプロフェッショナリティを尖らせることの重要性は様々な場面で語られます。

もちろんパラレルワークを通じて尖らせることはできますし、そうすべきです。重要なのは自分の強みを伸ばすために、自分の生活の様々な部分に筋を通していくことなのかなと思います。生活全体に自分なりのフレームワークを適用する、というか。