外資系企業で働くということの、とある一つの事例(その2)

 

前回はこちらです。

外資系企業で働くということの、とある一つの事例(その1) - 十二十

 

 

実際自分の英語力がどのくらいだったかと言いますと。

外資系に転職したとき、TOEICの点数は875点でした。

 

これは、まあまあ高いけれど、

英語をしっかり操れるとはとても言えない数字です。

 

 

僕の周りを見回してみても、

仕事できちんと英語を使っているなあ、

と思える人は、920〜930くらいは普通。

 

帰国子女の方々ですと、950くらいは

特に勉強せずとも取れるようでした。

 

 

※余談ですが、

 

TOEICで高い点数をとっても英語を喋れない人はいるが、

英語をきちんと喋れるのにTOEICの点数が低い人はいない。

問題自体は簡単だから」

 

僕の周りの共通意見です。

 

 

僕もTOEICに関しては受験勉強的なアプローチで頑張ったので、

英語が話せる、という実感はほとんどないままの転職でした。

 

それまで英語で喋った経験は、

半年ほど週一で通った英会話学校だけ。

 

 

だから、面接を終え、転職すると決断してからも、

自分がやっていけるのか不安でしょうがなかったです。

 

 

結果的には杞憂で終わりました。

 

職場で英語を使う機会は、

 

1.本国スタッフとのメールでのやりとり

2.本国スタッフとの電話でのやりとり

3.本国スタッフとのTV会議

4.職場での外国人スタッフが加わる会議

5.海外出張

 

この5つだったのですが、

そのうち1が大半を占めていたからです。

 

 

もちろん、はじめのうちは、

英語メールのやりとりについていくのも大変でした。

 

時差があるから(本社はヨーロッパです)、

毎朝出社すると大量の未読メールがたまっているんですね。

これは正直憂鬱でした。。。

 

 

でも、やがて慣れます。

次第に日本語とあまり変わらないスピードで、

メールが処理できるようになってきました。

 

 

英語のビジネスメールは、

日本語のそれよりも遥かにフランクです。

(特に社内のやりとりに関しては)

 

はじめは、こんなぶっきらぼうな返事でいいのかなあ、

なんて心配していましたが、すぐに気にならなくなりました。

 

 

そして、メールという道具は、

電話で話すときにもとても役立ちました。

 

相手の言っていることがよくわからなかったら、

「とりあえず、後でメールで詳細を話そう」

と逃げられるからです。

 

何度これに助けられたことか。。。

 

 

このように英語がうまくなくても、

なんとか仕事は回せるようになります。

 

前回書いたように、回せないようなら

そもそも採用されませんので安心してください。

 

なんとかなります。