自分の子どもに英語って必要だと思います??
20年後の英語
僕は現在30代後半。
3歳の息子がいます。
そして、息子に英語を学ばせるべきか、迷っています。
。。。いや、そりゃ今は必要だと思いますよ、英語。
英語の重要性はわかっているつもりです。
というのも僕自身5年ほど外資系企業に勤めていて、
英語には苦労させられたので。。。
でも、息子が社会人になる20年後、
英語を操れることが本当に必要なのか、
最近すこし疑問に感じてきたんです。
YouTubeの字幕機能に感心
YouTubeの一部の動画には字幕機能がついています。
日本語に対応したのは、2011年の7月。
動画の音声が自動的に日本語字幕に YouTube自動キャプション機能が日本語対応 - ITmedia ニュース
その性能は、まあお察しのとおりです。今は使い物になりません。
【カオス】 YouTubeの日本語字幕がヤバすぎる - いまトピ
英語の動画も、まだそこまでのレベルではありません。
が、
最近少しずつ精度が上がってきているような気がするんです。
気のせいかもしれませんが。。。
例えばこの上原投手のピッチングに関する動画。
Koji Uehara Earns a Save For The Red Sox - YouTube
英語の字幕をつけてみてください。
意外と音声に追随していると思いませんか?
自然言語処理の進化
正直に。
自然言語処理についてはあまり明るくありません。
だから、この分野が急速に進化しているのか、
それともここ数十年停滞しているのかがわかりません。
。。。今さっと検索したらこんなお話が。
「知の逆転」、二ヶ月ぐらい前に読んだはずなのに全然覚えていない。。。
読みなおしてみよう。。。
この「知の逆転」でマービン・ミンスキーが語ることは、人工知能はこの30年間進歩し
ていないということ。30年前というのはスリーマイル原発事故(1979年)。当時、なぜ人間が入れない高い放射線の場所にロボットを送り込めないか?という記事を彼は書いたらしい。
そして今回の福島原発事故でも、その記事を手直しする必要がないという。つまり30年前と同じ状況である、と。人工知能はチェスでは人間のチャンピオンに勝てても、小さな子供でもできる「ドアを開ける」ことすらできない。
この30年間、人工知能の研究は進展しておらず、アイボとかのように商業的な方向のみ発展したと嘆いている。ただこのオッサン(マービン・ミンスキー)、いつもそう言ってるんだよね(笑)。まあ30年間ずっとそうだというのだから矛盾はないけど。
* * *
そして巨大データベース頼みの擬似的な人工知能が社会で注目されているのが気に入らないらしい。そういえばこのオッサン、エキスパートシステムも批判してたように思う。
機械翻訳についても、最近は文の意味を理解するよりも、膨大なデータベースによる力任せの翻訳(Google翻訳とか)に比重が移っていることも気に入らないようだ。
膨大なデータベースでパターンマッチングすれば、たいていの文は翻訳ができるようになってきた。一方で意味を理解していないので、たとえばNOTが入った文は上手く翻訳できない。NOTが入っていることはわかっても、それが何を否定しているかこの手の機械翻訳には理解できないからだ。
ここでいう、「力任せの翻訳」。
まさに僕も仕事でgoogle翻訳を使っているときに感じていたわけです。
そして、音声の文字起こしと、他言語への翻訳もまた違うものですよね。
だから、
英語音声→英語文字起こし→日本語翻訳→日本語音声
の流れにはいくつもの壁があります。
しかし、Googleの力任せが、
いつか本当に壁を壊してしまうのではないか。
YouTubeの字幕を見てそんなことを考えたのでした。
Google glassで会話ができる20年後
Google glassで言語の違いを意識せず会話ができるようになったら。
ビジネススキルとしての英語は不要になります。
それはそれで正しいことだと思うんです。
すべての言語は等価であるべきですし、
英語圏に生まれ育ったから会議で言いたい放題言えるなんて許せん!!
(僻み)
問題はそれがいつ来るか、なわけですが。。。
息子が成人する頃、もしかしたらそうなっているんじゃないの??
最近そんな思いが頭から離れないんです。
まあ、彼女とベッドに潜り込んで、
「ごめん、Google glassつけ忘れた」
なんて、ヤレるものもヤレなくなりますから、
教養としての外国語習得は引き続き残るとしても。
「英語は必須だから、お前やっとけよ」
なんて、ドヤ顔で息子に言っちゃっていいのかなあ。。。